ごみくずメンタルヘルプ

精神疾患をもつクリスチャンの日記です

生きることは「理性」か「怠惰」か


私は幼少期からなにか上手くいかないことがある度、「死んでしまいたい」と思っていました。

保育園で友達とけんかしたとき、小学校で授業中に当てられて間違った答えを言ってしまったとき、中学校で先生に怒られたとき、…理由は本当にくだらないことばかりです。

ですが、本気で「死にたい」と思っていたし、実際に死ぬ努力も沢山してきました。

私の中では、自傷行為は小さな自殺でした。

例えば小学校で授業中に当てられて間違った答えを言ってしまったとき、みんなの笑い声が怖くて、先生にお腹が痛いと嘘をついてトイレに駆け込み、カッターで腕に線を引く。

「死にたい」という気持ちを、それでも死ぬほどの痛みは怖いから浅い傷で誤魔化す。

死にたいと思った自分だけを取り除いて殺す方法が私にとっては自傷行為でした。

けれど、歳を重ねるにつれ、そんな誤魔化しでは効かないことが増えていきます。

中学生の頃には初めての自殺未遂を起こしました。

動脈に達するリストカットをして、お風呂に入るという古典的な方法でした。

ネットで調べてこの方法が致死率が低いということ、他にもっといい方法があることは知っていましたが、そのどれもが痛くて苦しそうで、私は普段からよくやっているリストカットを選びました。

結果はご覧の通りで私は生きています。

何故その時死のうとしたか細かい理由までは覚えていませんが、「死にたい」という気持ちが膨れ上がって、もう手に負えなかったのです。

リストカットで死にたいと思った自分だけを殺しても殺してもまだ「死にたい」気持ちが出てきて溢れかえってどうしようもなかったのです。

今でもそうです。私が死にたいと述べる時、私の頭の中では、民主的に行われた多数決の結果「死にたい」が圧倒的多数で可決されているのです。


けれど何故今死のうと努力しないのか。


生きていることが一般的に正しいとされる世の中だから、皆私を生かすため躍起になっておりとても死ねる状況にないこと、

または、私の信じるキリスト教では自殺がNGだとされているからです。

この考えはどちらも「理性」によっていると考えられます。

では私の感情としてはどうか。


食べてしまいたい本能に逆らうほどのエネルギーがない。


これに尽きます。

これは「怠惰」に分類されるものだと思います。私は怠惰にいきているんでしょうか?

それでも、私は頑張って生きているぞと主張したいです。

なぜなら無理をして生きているからです。辛いのに生きているからです。


きっと「死にたい」気持ちになったことの無い人には分からないのでしょう。


「あなたが『死にたい』と言った今日は、昨日死んだ人達が死ぬほど生きたかった明日なんです」という言葉が流行るくらいですから。

私はこの言葉が意外と大好きです。

なぜなら「死ぬほど生きたかった」のなら死んで当然だからです。

だって死ぬほど、なんでしょう?


もしかしたら、私だって、「死にたい」くらいに「生きたい」と願っているのかもしれませんし、「生きるほど」「死にたい」と思っているからです。生きれば生きるほど死にたくなってしまう。生きているから死にたくなってしまう。死んでからようやく「生きたい」と思えるのかもしれません。

生きることと死ぬことはセットなのかもしれません。だって生きる話には必ず死が付きまといます。

生きることを美化すれば死ぬことは恐怖になります。死ぬことを美化すれば、生きることは恐怖になります。

生きている限り、死ぬことは漠然として当然で自然な現象です。


私を死なせないつもりの人間がいます。

24歳で死ぬという気持ちに、今のところ変わりはありません。

これからどうなっていくのか、あなたも君もお前も見守っていてくれると嬉しいです。


今朝も延命治療の薬を飲んで、今日も一日が始まりました。

頑張ることは少し無理をすることです。

けれどもみんな頑張って生きていることが、それを観測することが、私も少し無理をできる理由になっています。

なにをしても、なにもしていなくても、生きていることは生きている限り「怠惰」ではないと私は思います。

少しだけ無理をして、今日を生きて、今日も生きていてください。


私は24歳で死にますが、あなたは死なないでくださいなんて、言えませんよね。

矛盾しているようですが、あなたのほんの少しの無理が私の救いになっているんだから、死なないで欲しいです。私は利己的な人間ですから、そう思います。


少し情緒が不安定でこんなことを書いてしまいましたが、兎にも角にも、生きることは「理性」でも「怠惰」でもなく、「無理」であり「頑張ること」だと伝えたかったのです。

あなたも君もお前も私も、今日も一日頑張るる!しましょうね。